「ゲームもの」の漫画は沢山有れど、「今際の国のアリス」ほど完成度が高い作品見た事ありません。
「ゲームもの」に飽きてしまった人でも夢中にさせてくれる内容です。
どんなゲームが待っているのか?
ハラハラドキドキの連続でした。
お楽しみに!
「今際の国のアリス」1巻のあらすじ
落ちこぼれの高校生、有栖(アリス)良平は、同い年のカルベやチョータとダラダラとつるむ毎日を過ごしていました。
しかしある日、いつものように三人で歩いていると、朝方にも関わらず大きな花火が。
その花火はあまりに大きく、一面は眩い光に包まれます。
そして気づくと周囲の人気は消え、街は荒廃しきっています。
初めは夢だと思っていた三人も徐々にこれが現実だと気づくことに。
そんな中、三人は祭りの会場に足を踏み入れ、そこのモニターには「げぇむ」の文字。
その場に居合わせたシブキとともにサバイバルゲームが始まってしまいます。
ルールは提灯の火がすべて消えるまでに、全員がおみくじを引き終えること。
しかしそのおみくじには問題が書かれており、正解との誤差の数だけ火矢が飛んできます。
おみくじの運勢に従って問題の難易度も変わり、アリス達は数百もの火矢から逃げる羽目に。
そしてアリスが引いたおみくじは大凶。
その問題は地球の総人口を問うもの。
アリスは誤差一億で間違うものの、おみくじには火矢が放たれる方角が記されていることに気づき、一億の火矢からどうにか逃れることができます。
そして火矢に打たれながらも地下室を発見したカルベの功績により、げぇむを無事クリアします。
そしてげぇむをクリアすると、この国で生きていられる日数が書かれた「びざ」が発行されるのでした。
「今際の国のアリス」1巻の内容と感想
「今際の国のアリス」ゲームは無間地獄
このSFサバイバルゲーム、かなり面白い!
「今際の国」でおこなわれる「げぇむ」。
ゲームオーバーはすなわち死を意味するサバイバルゲームで、手に汗握る展開が続きます。
しかもこのげぇむには難易度が設定されており、これがクリア後の猶予期間となります。
つまり、げぇむをクリアしても一定期間後はまた自らげぇむに参加しなくてはいけないという、無間地獄なのでした・・。
毎日を無気力に過ごしていたアリスの日常は、大きな花火の光につつまれ「今際の国」に送られることで一変します。
その荒廃した世界は、夢の世界か、それとも死後の世界か。
現実逃避をするアリスに対してカルベは「思考を放棄するな」と言い放ちます。
この言葉が、結局アリス達を救うことになったのです。
はじめのげぇむは「クラブの3」。
全員でおみくじを引くだけというルール。
カルベは大吉を引き、特に何も起こりません。
楽勝!と思いきや、もちろんそんな訳にはいかず、おみくじに書かれた問題の誤差の数だけ火矢に射られるという過酷なルールがありました。
小吉を引いたチョータの問題は比較的簡単な数学の問題で、誤差は3。
火矢は3本でしたが、その殺傷能力は非常に高い。
次にシブキが引いたおみくじは凶。
問題は牛乳をつくるのに必要な血液は何リットル?というもの。
つかみ所のない問題で、誤差は420。
アリス達4人は完全に死にかけます。
チョータは足を射抜かれてしまいますが、カルベが決死の救出。
この友人、かなり頼りになります!
「今際の国のアリス」逃げ場のないサバイバルゲーム
そして最後のアリスのおみくじは・・大凶。
運が悪すぎます。問題は地球の人口は何億人かというもの。
ぴったり正答しなければ最低一億の火矢が降り注ぎます。
誰もが諦めかけたその瞬間、アリスの「観察力」が覚醒します!
これまでのおみくじの中に、火矢が飛んでくる方角と、逃げるべき方角のヒントが隠されていたのです。
カルベの言葉の通り、思考を放棄せずに諦めなかった結果がここで出ました。
これを頼りに火矢から逃げる四人。
その先には古井戸があり、なんとか助かるか・・と思われましたが、その井戸は埋まっており万事休す。
しかしカルベは諦めません。
そばの土を堀り、どうにか地下室へ逃げ込むことができました。
そしてげぇむクリア。
さらにこの今際の国に滞在できる日数が書かれたびざが発行されます。
このげぇむの難易度はクラブの3だったので、アリス達に与えられた猶予期間はたったの3日。
これは厳しすぎます。
あれだけハードなげぇむの難易度が3だと、今後どうなってしまうのか・・・。
しかもびざが切れてもげぇむに参加しなかった者には、天からの光が脳天を突き刺し、一瞬で殺してしまうのでした。
逃げ場のないサバイバルゲームに参加させられたアリス。
このげぇむから逃れることはできないのか。
そしてこの今際の国から生きて帰ることはできるのでしょうか・・。
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