悠介がどう刑事の米村の罪をどう暴くのか?
一番のポイントです。
悠介を陥れようとしている輩の存在が見え隠れ。
豊田夫妻のこと、蒼志一家を救う為の行動、悠介の身辺が慌ただしくなります。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』8巻のネタバレとあらすじ
義父の死体を見つけた翌日、このままでは悠介が犯人にされてしまうと感じた蒼志は、死体を隠すために現場に戻ります。
しかしそこに死体はなく、刑事の米村に見つかってしまいます。
米村は蒼志を疑い、尾行していたのでした。
そして数日後、義父の草下部のバラバラ死体が発見されます。
一方、悠介に執着する理由を蒼志に話す恩田。
5年前、恩田が大学のイベントサークルの悪事を明らかにしようとしたところ、妹の小春がその連中に拉致され、暴行を受けます。
それを助けたのが悠介でした。
その後小春は悠介と二人暮らしを始めるようになり、次第に小春の悪い噂が恩田の耳に入るようになります。
そして恩田が二人のアパートを訪ねたある日、部屋では小春が首を吊っており、悠介の姿はありませんでした。
すべては悠介が仕組んだことだと考えた恩田は、それ以降、悠介を追っていたのです。
しかしある日、恩田はスタンガンで襲われ監禁されてしまいます。
恩田は目隠しをされ、恩田を襲った人間はボイスチェンジャーで声を変えています。
そして執拗に拷問を受ける恩田。
恩田は「悠介さん助けてください・・」と許しを請います。
しかしその犯人は、一週間にわたる監禁と拷問により、妹の死は自分の責任だと頭に植え付け、恩田の精神を崩壊させるのでした・・。
そして悠介は一人、暗闇で語ります。「俺はただの人殺しだ。・・けど今度は違う。誰がやった?今度こそ救ってみせる。必ず・・」と。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』8巻のレビュー・感想
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃8巻』恩田が悠介に執着する理由とは・・?
これまでは斎藤悠介の猟奇性や、悪魔から人間に変わろうとする葛藤を描いた場面が多かったですが、一転してサスペンス色が強くなってきました。
蒼志が義父である草下部の死体を発見した翌日、その死体は消えてなくなっていたのです。
誰がこんな事を・・?そして何のために・・?殺人自体を隠蔽する目的かと思いましたが、数日後に草下部はバラバラ死体で発見されます。
謎が深まるばかりです。
一方で、悠介に執着する理由を蒼志に話す恩田。
妹である小春の自殺に悠介が関与していたのです。
恩田が取材で追っていた大学のイベントサークルの連中から襲われた小春。
それを助けたのが悠介だったのです。
そして小春は悠介に惚れ、二人暮らしを始めます。
悠介、相変わらずモテますね・・。イケメンで影のある男はいつの時代もモテるのでしょうか。
しかし次第に小春の悪い噂が恩田の耳に入るようになります。
そして恩田が二人のアパートを訪ねたある日、部屋では小春が首を吊っており、悠介の姿はありませんでした。
恩田はすべては悠介が仕組んだことだと考え、それ以降悠介を追っていたのです。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃8巻』草下部を殺害し、恩田を監禁したのは誰?
この話を聞き、蒼志は悠介を信じていいのかどうか、わからなくなってしまうのでした。
そんな中、恩田は何者かにスタンガンで襲われ、目隠しをされて監禁されてしまいます。
その犯人はボイスチェンジャーで声を変え、着ぐるみを着て顔をわからなくしています。
恩田は犯人が悠介だと信じて疑わない様子ですが、悠介はわざわざ声を変えたり顔を隠したりしないでしょう。
それなら一体誰がこんな事を・・?犯人はタバコの火を恩田の体に押し付け、小春の自殺はお前のくだらない使命感のせいだ、お前のせいで妹は死んだんだと延々と繰り返します。
一週間監禁された恩田は精神が崩壊します。
実際に監禁と暴行を繰り返し、洗脳して家族に殺し合いをさせるという事件がありましたが、洗脳により罪の意識を植え付けることは、そこまで難しいことではないのかもしれません。
そして悠介の回想シーン。
小春は悠介と暮らし始めてからも、男たちに打たれた薬の後遺症に苦しんでいました。
そしてその男たちと悠介がかつて仲間だったことを知り、悠介を悪魔と呼びます。
自分の存在が余計に小春を追い詰めていると感じた悠介は、小春のもとを去ります。
小春はその後自殺したのでした。
そして悠介は一人、暗闇で語ります。
「俺はただの人殺しだ。・・けど今度は違う。誰がやった?今度こそ救ってみせる。必ず・・」
と。最後の悠介の独白により、やはり犯人は悠介ではないことが判明しました。
では一体誰が、草下部を殺害し、恩田を監禁したのでしょうか・・?
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『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(9巻)』のネタバレとあらすじ
真犯人を捕えるため、悠介はかつての仲間である会澤と共に草下部に恨みを持つ人間を探ります。
そんな中、刑事の柴崎から呼び出される悠介。
柴崎の必死の剣幕におされ、悠介は豊田夫妻の事件の一部始終を語ります。
愛犬を失った千恵は悠介が同居し始めた頃から既に壊れていました。
悠介を愛犬のように扱い、失うことを異様に恐れています。
そしてそれが徐々にエスカレートしていき、悠介に首輪をつけるまでに。
しかし異常なほどに承認欲求に飢えている悠介はそれを拒否しません。
そしてついに夫の大もそれに耐えかね、家を飛び出してしまいます。
そして三日後家に帰ってきた大は別人になっていました。
大も悠介を犬のように扱い、虐待をおこなうようになります。
完全に崩壊してしまった家庭は元に戻らず、千恵は大を殺害してしまいます。
そして千恵も自ら命を絶つのでした。
悠介の話を聞き、真実にたどり着いた柴崎。
すべての元凶、そして草下部殺しの真犯人は刑事の米村だったのです。
そのことを米村に詰め寄る柴崎でしたが、米村に気絶させられ、監禁されてしまうのでした。
そしてすべての真実が米村の口から語られます。
大が別人のようになってしまった事、千恵が大を殺害したことは米村の誘導によるものでした。
そしてすべての真実が語られた後、柴崎は銃で撃たれてしまうのでした。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』9巻のレビュー・感想
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃9巻』悠介事件を語る
会澤、久々の登場です。そしていくつかの悠介の怪しい動きの理由が明らかになりました。
まず悠介は、草下部の弱みを握るために中学時代の悪友三人に連絡をとり、身辺調査をおこないます。
その時にちょうど茜の拉致未遂事件が起きたのです。
かつて蒼志が見た場面は、拉致の実行犯を探るために、悠介が昔の友人にお金を渡しているところだったのです。
それであの不敵な笑みも理解ができます。
すべては草下部から蒼志たち兄妹を守るためだったのですね。
そんな中、悠介は刑事の柴崎から呼び出され、豊田夫妻の事件について聞かれます。
初めは相手にしませんでしたが、柴崎の必死の剣幕におされ、悠介は事件の一部始終を語ります。
これがまた、常軌を逸したものでした。
愛犬を失った千恵は、悠介が同居し始めたころから既に壊れていました。
悠介を愛犬のように扱い、失うことを異様に恐れています。
この千恵さん、普通に怖いです。
悠介を犬と同じく「ユーちゃん」と呼んでいます。
ペットロスが激しい人がいるとは聞きますが、代わりの人間にここまで投影する人もいるのでしょうか?
そしてその行動は徐々にエスカレートし、一緒にお風呂に入ったり、しまいには悠介に首輪をつけるまでに。
そしておかしい人間がもう一人。そこまでされた悠介ですが、「こんな俺でも求められた。必要とされた」と喜びが勝り、それを拒否することができません。
そしてそれに耐えかねた大は、家を飛び出してしまいます。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃9巻』犯人はやはり刑事の米村
そして三日後家に帰ってきた時には別人になっていました。
精神の病は周りを巻き込むといいますが、こんな環境で一緒に暮らしていたらおかしくもなるのでしょう。
大も悠介を犬のように扱い、虐待をおこなうようになります。
完全に崩壊してしまった家庭は元に戻らず、千恵は大を殺害してしまいます。
そして千恵も自ら命を絶つのでした。
話をすべて聞いた柴崎は「やっぱり操られていたのか、僕は・・」と何かに気づいた様子。
この男、ただの仕事ができない刑事だと思っていましたが、意外な鋭さを見せます。
悠介の話を聞き、柴崎はすべての元凶、そして草下部殺しの真犯人が刑事の米村だと悟ります。
そしてその証拠を米村のPCから発見するのでした。
この米村という男、やはり犯人でした・・。何かと怪しい場面が多かったので、やはりと言ったところでしょうか。
米村に詰め寄った柴崎はスタンガンで気絶させられ、監禁されます。
そしてすべての真実が米村の口から語られました。
大が別人のようになってしまった事、千恵が大を殺害したことは米村の誘導によるものでした。
米村曰く「俺は種をまいただけだ」と。
そしてすべての真実が語られた後、柴崎は銃で撃たれてしまうのでした。
衝撃です。ここまでのことをして、米村は言い逃れできるのでしょうか。
そして悠介はどのようにして米村の罪を暴くのでしょうか・・?
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(10巻)』のネタバレとあらすじ
悠介がどう米村の罪を暴くのか
柴崎の葬式に現れた米村。
柴崎殺しの真犯人であるにも関わらず、涙を流しながら柴崎の妻に、必ず仇をとると誓います。
そして米村が次に向かったのは藤森家。
殺人犯は悠介であるという疑いを蒼志と茜に植え付けていきます。
しかし悠介は茜に「警察は信用するな」と伝えてありました。
そして悠介は米村に直接「お前が怪しい」と宣戦布告するのでした。
その後米村は、恩田を手駒にするために、自ら監禁・拷問をした恩田に会いに東京へ向かいます。
そんな中、会澤はある人物を悠介に会わせます。
その人物とは一ノ瀬明里です。
一ノ瀬は悠介に、「蒼志たち家族を救ってみせて。そうしたら私もあなたを許す」と告げます。
一方、警察に義父の草下部殺しで目をつけられる蒼志は、悠介を初詣に誘い「あなたが殺したんですか?」と直接問いかけます。
しかし悠介は「俺を信じるとか信じないとかどうでもいい。家族を守る行動をとれ」と話すのでした。
場面は変わり、大人になった蒼志。
フリーライターを名乗る何者かに、首元の傷を掻きながら当時のことを話します。
そして、もし俺が信じ続けられていたら、事件の結末は変わっていた。
少なくとも悠介さんは、斎藤悠介は今でもきっと・・。と後悔と謝罪の念を抱えているのでした。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』10巻のレビュー・感想
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃10巻』一ノ瀬との再会は悠介に活力
物語も佳境に突入しました。
自分で殺しておきながら柴崎の葬式で号泣し、柴崎の妻に復讐を誓う米村。
見ていて本当に腹が立ちます。
さらにその足で蒼志と茜に会いに行き、悠介の疑わしいところを伝えて巧妙に種を蒔いていきます。
しかしそこへ現れた悠介。
悠介は直接「お前が怪しい」と米村に宣戦布告するのでした。
ようやく直接対決です。わくわくしてきました。
米村が真犯人だと確信している悠介ですが、どのようにしてこの真実を明らかにするのでしょうか!?
そんな中、悠介を呼び出しある人物に会わせる会澤。
その人物とは、一ノ瀬明里です。
ここで一ノ瀬明里が登場しました。
悠介とは10年ぶりの再会となります。
一ノ瀬はとても明るくなっており、普通の女の子になっていました。
それを見て悠介もほっとしている様子。
悠介が蒼志たちを救おうとしていることを会澤から聞いた一ノ瀬は、「救ってみせてよ。そしたら、私ももうあなたを許す。忘れることはできないけど、私はあなたを許すわ。斎藤悠介」と語るのでした。
一ノ瀬が普通の明るい女の子になっていて素直に嬉しいです・・。一筋縄ではいかなかったでしょうが、環をはじめ周りのサポートもあったのでしょう。
そして悠介に蒼志たちを救ってみせろと話します。
これで悠介も一層やる気がでたことでしょう。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃10巻』悠介がどう米村の罪を暴くのか?
そして場面は変わり、フリーライターを名乗る何者かが大人になった蒼志にインタビューをしています。
蒼志は40歳くらいでしょうか?髭をたくわえ、かなりガタイが良くなっています。
そして蒼志そっくりの息子にも恵まれています。
これまでに何があったかはまだ不明ですが、幸せそうで何よりです。
そして蒼志の口から事の顛末が語られます。
四人で行った初詣にて、蒼志は悠介に「あなたが殺したんですか?あの義父も柴崎って刑事も?」と直接問いかけます。
しかし悠介は、「俺を信じるとか信じないとかどうでもいい。家族を守る行動をとれ。誰だろうと怪しかったら疑え。いつだって目を光らせて獲物を探してるんだ。お前らの日常を食い破ろうとする悪魔どもは」と話すのでした。
蒼志は首元の傷を掻きながら当時の事を思い出します。
そして、もし俺が信じ続けられていたら、事件の結末は変わっていた。
少なくとも悠介さんは、斎藤悠介は今でもきっと・・。
と後悔と謝罪の念を抱えているのでした。
初めて時間軸が未来へ移り、過去の語りが始まりました。
蒼志が幸せそうで良かったです。
しかし最後の語り・・。悠介は最後に死んでしまうのでしょうか・・?悠介がどう米村の罪を暴くのか、そして悠介の運命は・・?
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