親愛なる僕へ殺意をこめて8巻・9巻ネタバレ|終盤のあらすじと感想

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『親愛なる僕へ殺意をこめて』の終盤がどうなっていくのか、最終回や結末につながる流れが気になっている方は多いと思います。

特に8巻・9巻あたりは、エイジの父親である八野衣真の死の真相、桃井と猿渡の過去、京花を襲った人物、そしてLL事件の真犯人に近づく重要な展開が一気に描かれます。

ただし、この記事では主に8巻・9巻の内容を中心にまとめています。作品全体の最終的な結末そのものではなく、終盤へ向かう大きな転換点として読んでいただければと思います。

かなり重い展開が続きますが、「なぜエイジはここまで復讐に縛られているのか」「LL事件の真相にどう近づいていくのか」を整理しながら読むと、物語の怖さと切なさがより伝わってきます。

なお、これから作品を読みたい方や、配信先を先に確認したい方は、関連記事の親愛なる僕へ殺意をこめてはどこで読める?無料・配信先も参考にしてください。

この記事はネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

親愛なる僕へ殺意をこめて8巻のあらすじと感想

親愛なる僕へ殺意をこめて8巻の重い真相をイメージした子どもの写真

8巻では、エイジの父親である八野衣真の死をめぐる真相が大きく動きます。

これまで「八野衣真は本当に殺人鬼LLだったのか」「エイジの復讐は正しい方向へ向かっているのか」という疑問が残されていましたが、8巻ではその土台が揺さぶられていきます。

物語としては、エイジが父親殺しの犯人だと考える猿渡管理官を山奥へ連れ出すところから、かなり緊迫した流れになります。

8巻のあらすじ|父親殺しの犯人と15年前の真実

父親殺しの犯人として、猿渡管理官を山奥に連れ出すエイジ。

しかし、そこで響き渡ったのは銃声でした。

銃弾に倒れるエイジ。彼に銃口を向けたのは、協力していたはずの桃井でした。

ここで読者としては、「え、桃井も裏切るの?」と一気に混乱しますよね。味方だと思っていた人物が、実は別の思惑を抱えていた。この作品らしい、安心させてから突き落とす展開です。

そして桃井から真明寺へ、15年前の真実が語られます。

同性愛者である桃井は、八野衣真の組織下にいる売春婦と関係を持ち、それをネタにLLから捜査情報を流すように脅されていました。

当時、桃井とバディを組んでいた猿渡はその事実を知ります。

猿渡は桃井を守るため、人知れず八野衣真の行方を探りました。そして目撃情報を頼りに八野衣を見つけ出します。

猿渡は桃井を守るために八野衣を殺し、自殺に見せかけて火をつけたのでした。

この時点で、八野衣真の死は自殺ではなく他殺だったことが明らかになります。

しかもその動機は、単純な悪意ではありません。猿渡にとっては、桃井を守るための行動だったのです。

ただ、どれだけ相手を思っていたとしても、殺人は殺人です。ここが本作の嫌なところであり、同時に考えさせられるところでもあります。誰かを守るための行動が、別の地獄を生んでしまうんですよね。

桃井が背負っていた罪|花坂殺害の真相

その事実を知った桃井。

さらに桃井は、証拠の写真を持つ花坂を撲殺してしまいます。

桃井もまた、猿渡の行動によって守られた側でありながら、自分自身も罪を重ねてしまった人物です。

すべてを告白した桃井。

しかし次の瞬間、「俺が終わらせてやるよ」と桃井の後ろに立つエイジ。

エイジは防弾ベストを着ており、一命を取り留めていたのです。

ここはかなり衝撃的な場面です。桃井に撃たれて倒れた時点で、エイジは本当に終わったのかと思ってしまいます。しかし、エイジは生きていました。

ただし、生きていたからといって救いがあるわけではありません。むしろここから先は、誰も救われないまま地獄の底へ進んでいくような重さがあります。

桃井と猿渡の最期|地獄は本当に終わったのか

もみ合いになる四人。

その中で、桃井はエイジに向かって何かを囁きます。

この「何を囁いたのか」が、読者としては非常に気になるところです。桃井が最期に残した言葉は、エイジにとってただの情報だったのか、それとも復讐心をさらに揺さぶる言葉だったのか。

エイジにナイフで腹を刺された桃井は、「これで地獄が終わる・・」と橋の上から飛び降ります。

そしてそれを見た猿渡も、拳銃を咥えて自殺するのでした。

父親殺しの犯人は死亡しました。

しかし、LL事件の真犯人にたどり着くための手掛かりも失われてしまいます。

この復讐は、本当に終わることがあるのでしょうか。

エイジは父親の死に関わる人物へたどり着いたはずなのに、心が晴れるどころか、ますます深い闇に沈んでいくように見えます。

8巻の感想|桃井と猿渡の関係が生んだ悲劇

親愛なる僕へ殺意をこめて8巻の不穏な展開をイメージした暗い写真

この作品、本当に展開が早いです。

エイジの父親、八野衣真が自殺ではなく他殺であることが判明しました。

その犯人は警察の猿渡敬三管理官。

正直、最初に読んだ時は「猿渡って、そこまで重要人物だったの?」と少し戸惑いました。

これまでに少しだけ登場していた人物ではあるものの、いきなり物語の核心に深く関わってくるので、読み返したくなるタイプの展開です。

桃井と協力して猿渡を山奥へ連れ出したエイジでしたが、実は桃井と猿渡は共謀し、エイジを殺そうと企てていました。

そして容赦なく発砲する桃井。

エイジは防弾ベストを着ていたため助かりましたが、撃たれた場所によっては助からなかったでしょう。

桃井は15年前の真実を真明寺へ語ります。

真明寺を殺すつもりだったとしても、なぜすべてを語る必要があったのか。

おそらく桃井自身も、誰かに聞いてほしかったのではないでしょうか。

長いあいだ抱え続けた罪を、自分だけではもう持ちきれなかったのかもしれません。

15年前の真実は、かなり複雑です。

売春婦との関係をネタにLLから脅される桃井。

桃井へ思いを寄せる猿渡はそれを知り、独断で八野衣真を殺し、焼身自殺に見せかけます。

そして事件現場に残されたDNAを調べ、八野衣が自殺ではなく猿渡に殺されたと知る桃井。

さらに桃井は、証拠の写真を持ち、脅そうとしてくる花坂を撲殺してしまいます。

すべてが悪い方へ、悪い方へと向かってしまったように見えます。

桃井のことを思っての行動だったとしても、猿渡が八野衣を殺さなければ、ここまでの悲劇は生まれなかったかもしれません。

ただ、猿渡だけが悪いと言い切れないのも、この作品の苦しいところです。

桃井を脅したLL、桃井を守ろうとした猿渡、その猿渡の罪を知ってしまった桃井、そして復讐に突き進むエイジ。

それぞれの行動が、少しずつ別の誰かを追い詰めていきます。

「一体どこまで続くんだろうな、この地獄は・・」とつぶやく桃井。

それに対し、「俺が終わらせてやるよ」と応えるエイジ。

このやり取りは、かなり重いです。

事実、揉み合いの末、ナイフで刺された桃井は自ら橋の下へ飛び降ります。

「これで地獄が終わる・・」と安らかな表情を見せる桃井でしたが、本当に救われたのでしょうか。

私は、救われたというより、もう逃げる方法がそれしか残っていなかったように感じました。

そしてその直前、桃井はエイジに何を囁いたのでしょうか。

さらに猿渡も自殺したことにより、再びLL事件の真相は闇の中へと消えてしまいます。

真明寺はエイジへ、「LLを見つけ出し、LLを殺して・・それで本当にお前の復讐は終わるのか?」と問いかけます。

この問いは、8巻の中でもかなり重要です。

エイジは父親の無念を晴らしたい。その気持ちは理解できます。

でも、LLを見つけて殺したとしても、失われたものは戻りません。

復讐を終えた後に、エイジの中に何が残るのか。そこがこの作品の怖さだと思います。

そしてエイジは、「俺は・・間違ってないよね?父さん・・」と心の中で父に語りかけるのでした。

確かに、すべての復讐を終えた時、エイジの人格はどうなってしまうのでしょうか。

復讐だけを生きる糧としてきたエイジの人格は崩壊し、“浦島エイジ”が主人格となるのか。

それとも、もう別の誰かになってしまうのか。

桃井と猿渡の死により、LLの正体への手掛かりを失ったエイジ。

これからどのようにして真実へたどり着くのでしょうか。

なお、5巻から7巻までの流れを振り返りたい方は、先に親愛なる僕へ殺意をこめてあらすじ(5巻~7巻)を読んでおくと、京花や白菱の関係も整理しやすいです。

親愛なる僕へ殺意をこめて9巻のあらすじと感想

親愛なる僕へ殺意をこめて9巻の真犯人に近づく展開をイメージした暗い風景

9巻では、京花が襲われた事件の真相と、LL事件の真犯人に近づく手掛かりが描かれます。

8巻で桃井と猿渡が死亡し、いったん手掛かりを失ったかに見えたエイジですが、京花の周辺を追うことで、再び真相へ近づいていきます。

ここからの展開は、誰が敵で誰が味方なのか、さらにわかりにくくなります。

ただ、そのわかりにくさこそが『親愛なる僕へ殺意をこめて』らしさでもあります。

9巻のあらすじ|京花が襲われるまでの五日間

京花がメッタ刺しにされるまでの五日間の足取りを追うエイジ。

強引に浦島エイジの友人である柏木を脅し、協力させます。

しかし、LLへつながる決定的なヒントを得ることはできません。

柏木は、浦島エイジの友人として再び事件に巻き込まれてしまいます。

真相を明らかにするため協力する柏木。その理由は、浦島エイジへの罪滅ぼしでした。

しかし浦島エイジが死んだと聞かされた柏木は、八野衣エイジと揉み合いになります。

そして柏木に向かって拳銃を構えるエイジ。

それに対し、柏木は「その引き金を引いたら・・お前もLLと同類やぞ」と告げます。

この言葉は、かなり大きいです。

エイジは復讐のためなら何でもするように見えますが、完全に一線を越えきっているわけではありません。

実際、エイジは結局引き金を引けませんでした。

復讐にすべてを懸けているように見えて、まだ人として踏みとどまっている部分がある。そこがエイジの危うさであり、同時に苦しさでもあります。

京花を襲った犯人は浦島乙だった

そんな中、病院で再び何者かに襲われる京花。

エイジが仕込んだ隠しカメラに映っていたのは、エイジの義理の姉である浦島乙でした。

警察に捕まった乙は、目的は復讐だったと語ります。

自分の人生をメチャクチャにした男の、一番大切なモノをぶっ壊す瞬間をずっと待っていたのです。

ここで明らかになるのは、京花を襲ったのがLLではなかったという事実です。

京花が意識を失う前に話した「LLに襲われた」という言葉は、嘘だったようです。

これもまた、読者を翻弄する展開です。

京花は被害者でありながら、最後までエイジを揺さぶる存在でもありました。

乙は、自分の人生を壊したエイジへの復讐として、14年間もその機会を待ち続けていたとのこと。

復讐が新たな復讐を生んだと言えるでしょう。

京花は浦島エイジにとっては大切な人物です。

しかし、八野衣エイジにとっては、ただ利用していた相手でもあります。

このズレを知ったら、乙もやりきれないでしょう。

誰かの復讐が、別の誰かにとっては的外れになってしまう。このあたりも本作らしい苦さです。

畑中葉子、八野衣真、花坂、京花襲撃の犯人が整理される

9巻まで読んでくると、事件に関わった人物がかなり複雑になっています。

ここで少し整理しておくと、読者としても頭の中がスッキリします。

畑中葉子を殺した人物、八野衣真を殺した人物、花坂を殺した人物、そして京花を襲った人物。

これらはすべて同じ人物ではありません。

そして、その全員がLL事件の真犯人というわけでもありません。

この構造が、本作をややこしくしている最大のポイントです。

単純に「こいつが全部の犯人でした」で終わる話ではありません。

それぞれの人物が、それぞれの事情や歪んだ感情で罪を犯している。

だからこそ、読んでいて「登場人物全員、どこか狂っている」と感じてしまうのです。

ただし、その狂い方にも理由があります。

過去の傷、罪悪感、復讐心、愛情、執着。

そうしたものが絡み合って、事件がどんどん複雑になっていきます。

浦島亀一がLL事件の真犯人として浮上する

新たな手掛かりから、エイジは義父である浦島亀一の前に現れます。

そして「お前が殺人鬼・LLなんだろ」と鬼の形相で迫ります。

エイジが浦島亀一を疑った理由のひとつが、痛覚麻痺です。

亀一はLL事件の1年ほど前から痛覚麻痺になっていました。

LLは痛みを感じないからこそ、逆に「痛み」にこだわり、拷問を繰り返したのではないか。

エイジはそう考えます。

ここで過去の描写がつながってくるのが面白いところです。

亀一がやたら怪我をする場面が描かれていたのは、単なる不注意ではなく、痛覚麻痺を示す伏線だったわけです。

エイジは亀一の手の甲にナイフを何度も突き刺し、「お前が殺人鬼・LLなんだろ」と迫ります。

ただし、痛みを感じないだけで真犯人と決めつけるのは、さすがに強引です。

亀一も、その点を指摘します。

しかしエイジは、新たな証拠を持っていました。

白菱凛の写真が浦島亀一のアリバイを崩す

エイジが突きつけた手掛かり。

それは、京花が死を目前にして手を伸ばしていた、電話番号の書かれた紙切れでした。

その電話番号は、かつて北海道でスナックを経営していた女性のものです。

そしてその店では、一時期、白菱凛が働いていました。

白菱凛が監禁されていたと思われる3月24日。

その日、白菱凛が北海道にいた証拠の写真が見つかります。

つまり、完璧だと思われていた浦島亀一のアリバイは崩れ去ったのでした。

同時期に浦島一家は北海道旅行をしており、亀一が事件に関われなかったという前提が揺らぎます。

ただし、アリバイを崩しただけでは、亀一を真犯人と断定するにはまだ弱いとも言えます。

ここで読者として気になるのは、エイジがさらに決定的な証拠を持っているのかどうかです。

そして、真犯人が明らかになった時、エイジはやはり殺すという選択をしてしまうのでしょうか。

9巻の感想|復讐の連鎖がさらに深くなる

親愛なる僕へ殺意をこめて9巻の復讐と悲劇をイメージした女性の写真

9巻で印象的だったのは、復讐の連鎖がさらに広がっていくところです。

浦島エイジの友人である柏木は、再び巻き込まれてしまいます。

真相を明らかにするために協力する柏木。

その理由は浦島エイジへの罪滅ぼしでした。

しかし、八野衣エイジにとっては、柏木もまた利用できる相手のひとりです。

浦島エイジが死んだと聞かされた柏木は、当然、強いショックを受けます。

そして八野衣エイジと揉み合いになります。

柏木に向かって拳銃を構えるエイジに対し、「その引き金を引いたら・・お前もLLと同類やぞ」と告げる場面。

ここは、エイジがまだ完全な怪物にはなっていないことを示す重要な場面だと思います。

エイジは結局、引き金を引けません。

復讐にすべてを懸けているエイジでしたが、同時に様々な思いも感じているようです。

そしてついに、京花を襲った犯人が明らかになります。

それはなんと、浦島乙。

これまた意外な人物です。

乙は、自分の人生をメチャクチャにしたエイジへの復讐として、一番大切なモノを壊す機会を14年間も待ち続けていました。

復讐が新たな復讐を生む。

この作品では、その構造が何度も描かれます。

京花は浦島エイジにとっては大切な人物ですが、八野衣エイジにとっては利用していただけの人物です。

これを知ったら、乙もやりきれないでしょう。

乙の年齢から考えても、京花がLLに襲われたとエイジに囁いたのは嘘だと考えてよさそうです。

死を目前にしてもエイジを揺さぶる京花。

本当に、なんとも食えない人物です。

しかし、畑中葉子、八野衣真、花坂を殺した人物、そして京花を襲った人物は全員別人です。

しかも全員がLL事件の真犯人ではありません。

登場人物全員、狂っています。

ただ、その狂い方に少しずつ事情があるから、単純に「悪人だから」で片づけられないんですよね。

そして隠しカメラに映った京花の最後の動きから、エイジはLL事件の真犯人として浦島亀一のもとにたどり着きます。

やはりこの男、怪しいと思っていました。

亀一がやたら怪我をするシーンが描かれていたのは、LL事件の1年ほど前から痛覚麻痺になっていたからでした。

エイジは、LLが拷問にこだわったのは痛みを感じないからだと推理します。

そして亀一の手の甲にナイフを何度も突き刺し、「お前が殺人鬼・LLなんだろ」と鬼の形相で迫ります。

この場面のエイジは、もはや探偵というより復讐者です。

真実に近づきたいという気持ちと、相手を壊したいという気持ちが混ざっているように見えます。

痛みを感じないだけで真犯人というのは強引すぎると話す亀一。

それに対し、エイジは新たな証拠を突きつけます。

それは、白菱凛が殺される数日前、つまり八野衣真に監禁されていたと思われる3月24日、凛が北海道にいたという証拠の写真です。

同時期に浦島一家は北海道旅行をしており、浦島亀一のアリバイは崩れ去りました。

しかし、アリバイを崩しただけでは、亀一を真犯人と決めつけるのはまだ難しいでしょう。

エイジは更なる証拠を持っているのでしょうか。

そして真犯人が明らかになった時、エイジはやはり真犯人を殺すという選択をしてしまうのでしょうか。

親愛なる僕へ殺意をこめて8巻・9巻で整理しておきたいポイント

8巻・9巻は、登場人物の関係や事件の真相が複雑に絡み合います。

読み終えたあとに「結局、誰が何をしたんだっけ?」となりやすい部分でもあるので、ここで重要ポイントを整理しておきます。

八野衣真の死は自殺ではなかった

エイジの父である八野衣真は、自殺ではなく猿渡によって殺されていました。

猿渡は桃井を守るために八野衣を殺し、自殺に見せかけました。

ただし、これによって事件は終わるどころか、桃井や花坂の死にもつながっていきます。

誰かを守るための行動が、さらに罪を広げてしまう。

8巻の怖さは、まさにここにあります。

桃井と猿渡は罪を隠し続けていた

桃井と猿渡は、それぞれの罪を抱えながら生きていました。

猿渡は八野衣真を殺し、桃井は花坂を殺しています。

二人とも、自分たちの地獄を終わらせたいと思っていたのかもしれません。

でも、その方法がさらに誰かを傷つけてしまうのが、この作品の救いのなさです。

京花襲撃の犯人はLLではなかった

京花を襲ったのはLLではなく、浦島乙でした。

京花の言葉によって、エイジはさらに真相を追うことになりますが、その言葉自体が真実ではなかった可能性があります。

京花という人物は、被害者でありながら、最後まで周囲の人間を揺さぶる存在でした。

浦島亀一がLL事件の真犯人として浮上した

9巻では、浦島亀一がLL事件の真犯人として浮上します。

痛覚麻痺という特徴、白菱凛の写真、北海道旅行によって崩れるアリバイ。

これらの要素がつながり、エイジは亀一へたどり着きます。

ただ、ここでまだすべてが完全に解決したわけではありません。

だからこそ、続きが気になる展開になっています。

最終回や結末が気になる人が注意したいこと

「親愛なる僕へ殺意をこめて 最終回」と検索している方は、最終的にLLの正体やエイジの結末が知りたいのだと思います。

ただし、この記事で扱っているのは主に8巻・9巻の内容です。

9巻は物語の終盤に入る重要な巻ですが、作品全体の最後までを完全にまとめた内容ではありません。

そのため、最終回そのものを知りたい場合は、9巻以降の展開もあわせて読む必要があります。

ここを混同すると、「9巻で終わりなの?」と誤解しやすいので注意してください。

8巻・9巻は、最終回へ向かうための大きな転換点です。

父親殺しの真相が明らかになり、京花襲撃の真相も判明し、さらにLL事件の真犯人候補として浦島亀一が浮上します。

つまり、結末そのものというより、結末へ向けて一気に核心へ近づく巻だと考えるとわかりやすいです。

まとめ|8巻・9巻は復讐の意味が揺らぐ重要な終盤パート

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『親愛なる僕へ殺意をこめて』8巻・9巻では、物語の核心に関わる重要な真相が次々と明らかになります。

8巻では、八野衣真の死が自殺ではなく猿渡による他殺だったことが判明します。

そして桃井と猿渡の関係、花坂殺害の真相、二人の最期が描かれます。

9巻では、京花を襲った犯人が浦島乙だったことが明らかになり、さらに浦島亀一がLL事件の真犯人として浮上します。

ここまで来ると、単純な犯人探しではなく、「復讐を終えた先に何が残るのか」という物語になってきます。

エイジは真実を求めて進んでいます。

でも、その道の先に救いがあるのかはわかりません。

むしろ復讐を続けるほど、エイジ自身がLLに近づいているようにも見えます。

そこがこの作品の一番怖いところであり、最後まで読ませる力でもあると思います。

8巻・9巻を読むと、最終回へ向かう物語の重さがかなりはっきりしてきます。

誰が犯人なのかだけでなく、エイジがどんな結末を選ぶのか。

そこに注目して読み進めると、より深く楽しめるはずです。

これから作品を読み返したい方や、配信先を確認したい方は、親愛なる僕へ殺意をこめてはどこで読める?無料・配信先の記事もあわせて確認してみてください。

本文中の画像は『親愛なる僕へ殺意をこめて』とは無関係です。

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