熊が人を襲うシーンがとてもリアルなだけに恐ろしさ百倍です。
他のホラー漫画は人が創作したものという意識がどこかにあります。
いくらグロくて怖くても、現実には起こりうるものではないので、どこかに安心感があります。
ただ、「シャトゥーン~ヒグマの森~」については、現実に起こりうる話でもあり、実際に起っているのです。
熊が人を襲うシーンがこと細かく描かれていて、人が生きながら食べられる場面は本当にグロいです。
熊の迫力、威圧感がものすごく伝わってきます。
所々に目がアップで描かれているせいもあってか、熊の目がとても怖いです。

作者が意図して目を強調しているのだと思いますが、熊の恐ろしさを見事なまでに表現しています。
武器を持たない人間の何と弱いものか。
自然界の中に裸で放り出されたら、人間は無力です。
人間は他の動物より知能があるから武器を持ち地球を支配しています。
それならその知能を上手く活用すればいいものを、それが出来ていないのです。
お互いの領域に入り込まないで、同じ地球に住む生物として、共存共栄できれば一番いいことです。
すべては人間側の身勝手がぶち壊しているのです。
ホラーと言う分野を越えていろいろ考えさせられる漫画でもあります。
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