「監禁嬢」この作品は、絵がリアルで恐怖を助長させていると感じます。
エロありグロありで周りの人に気づかれないよう、そっと一人だけで部屋に閉じこもってみる作品かな?と思いました。
平穏な日々からの激変は、いつもは感じることない平穏な日々がいかに幸せなものか思い知らされます。
「監禁嬢」一巻あらすじ
高校教師、岩野裕行が目を覚ますとそこは見覚えのない倉庫。
裸で椅子に座らせられ、手足は拘束されています。
そしてそこには見知らぬ女。
首に南京錠をつけたその女は「カコ」と名乗り、自分が誰なのか、何が目的なのか分かるか、問いかけます。
そして「アナタが私を思い出せないのは・・アナタがアナタを忘れたからだ」と。
一方、優等生でありながら担任の先生である岩野に恋をする藤森麻希。
高校に現れたカコは麻希に岩野が裸で拘束されている写真を見せ、「岩野裕行をオトせ」と監禁場所に連れて行きます。
そして岩野に会うやいなや、「付き合ってください」と抱きつく麻希。
麻希は自分の局部を岩野の口に押し付け、さらに無理やりセックスをしようとします。
まずいと思った岩野は付き合うと約束し、麻希に拘束を解かせ、どうにか倉庫から脱出します。
しかしその一部始終は口封じのために動画に撮られていたのでした。
そしてどうにか家に帰りついた岩野でしたが、なんとそこにはカコの姿が。
妻の美沙子とカコは一年以上前からの友人とのこと。
さらに翌日、カコは生まれたばかりの娘、ヒワを抱えて歩道橋に。
そして「私は誰なのか?私の目的は?」この二つの問いにもっと真剣に取り組まなければならないと脅し、赤ん坊のヒワを歩道橋の上から投げ捨てるのでした。
「監禁嬢」一巻の感想
「監禁嬢」一巻カコの正体は謎
「私が誰なのか?」「私の目的は?」この二つを回答させるために岩野を襲い、裸で監禁した『監禁嬢』ことカコ。
この物語は岩野がカコの正体を探り、その目的を明らかにするために奔走するサスペンスホラーです。
しかしただのサスペンスではありません。
まず特筆すべきはカコの猟奇性です。
とにかくこの女、狂っている!首に南京錠をつけたカコが岩野を襲った武器は南京錠の鍵とスタンガン。
そして岩野を裸で拘束し、拷問するのかと思いきや、岩野の性器を手で刺激し、口に咥え、最後は無理やり犯してしまいます。
そしてこの計画は長い期間をかけて作り上げられており、岩野の妻、美沙子とは友人になっているほど。
カコの執着性が窺えます。
さらに岩野宅で食卓を囲む際は、妻にみられないようにテーブルの下で足で岩野の股間を触り、射精をさせて不敵な笑みを浮かべます。
そして目的のためには赤ちゃんにまで手を出す非道性。
このサイコ女、カコが岩野に何を思い出させようとしているのか、謎は深まります。
「監禁嬢」一巻藤森麻希とカコの関係も謎
主人公で高校教師の岩野は、妻と生まれたばかりの娘に囲まれ、生徒からも慕われており、一見幸せそうな生活を送っています。
しかし、幼少の頃から父親がほとんど家にいなかったため、女に囲まれて育ち、女に嫌われないように、女を怒らせないように生きてきており、何やら歪んだ性格をしています。
さらにカコに監禁されてからというもの、“俺”ってどうやるんだっけ?と虚無感を感じたり、生徒の顔がすべてカコに見えてしまったりと、精神が蝕まれていくのでした。
そして三人目の重要登場人物、藤森麻希。
麻希も一見普通の女子高生ですが、思いを寄せる岩野の事となると周りが見えなくなり暴走します。
岩野が監禁されている倉庫に行ったのも、岩野を助けるためではなく、自分のものにするため。
事実、岩野が麻希の思い通りにならないと、罰として自分の局部を舐めさせようとしたり、岩野を犯そうとします。
そして学校に帰ってからも、二人の秘密を盾に岩野に自慰行為をさせたり、フェラをして岩野を自分のものにしようとします。
みんなの人である先生が、麻希だけのものになり、本当の一番になるために。
カコは何者で、岩野とはどんな関係なのか?
そして何のためにここまで岩野を苦しめるのか?
岩野は家族や平穏な日常を守りながらその謎の答えにたどり着くことはできるのか?
そして麻希と岩野の関係はどうなるのか?この先、目が離せません!
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