「うなぎ鬼」あらすじネタバレ
倉見勝はギャンブルで借金を作ってしまい、その返済の為ヤミの世界に手を染めてしまうのか?
勝の仕事は、重さが50~60kgのコンテナを黒牟のマルヨシ水産に運ぶという運送屋。
荷台の中身については知らされていないが、何やらやばいモノかもしれない?

とは言っても、一往復15万円の報酬は魅力的で他にこんなに美味しい仕事はない。
この運送の仕事がやばいものなのか、ヤミの世界のものなのかは分からない。
ただお金が必要な勝にとっては、選択の余地はなく、仕事を遂行するしかない。
コンテナの中身とは?また、不気味な土地である黒牟の闇とは?
さらに売りの女に惚れて周りが見えなくなっていく勝。
やがて女の本性を知ってしまい、破滅へとむかう運命へ。
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「うなぎ鬼」裏社会の恐怖を描く問題作
社会の闇に生きる人たちを、いろいろな角度から描き出している問題作。
この話はその裏社会の闇を描くと同時に、日の当たらないところで暗躍して、決して表舞台に出ることがない人達をリアルに描いています。
街の様子も不気味でどんよりと曇った空とマッチしてしまい、じっとり湿った匂いが漂ってきそうです。
人は、ちょっとしたきっかけで過ちを犯してしまうこともあるということは、リアルな話です。
いつ自分がその立場になってしまってもおかしくない、現実があるということです。
その中で生きるため、何かから逃げるように生きていく主人公を哀れだと思いますが、そっと陰から見守りたい気持ちになりました。

グロい漫画はいっぱいあるので、さほどグロさは感じません。
ただ、人間的にぞくっとさせる怖さを感じました。人間の怖さをジワリと描く作品であることを強く感じ、やっぱり人間が一番怖いんだ!と感じます。
うなぎ鬼は全3巻という手頃なボリュームでありながら、中見の濃い作品に仕上がっています。
とても不安感に襲われる内容なので、つい先に読み進みたい心境になりますが、焦らず落ち着いてじっくり読み進めることをオススメします。
誰もが好んで裏社会に足を踏み入れたわけではありません。
ある日突然、何かのきっかけで裏社会へ。
3巻読み切った人は、「誰でもがちょっとしたきっかけで裏社会の扉を開けてしまう」ということに気づくでしょう。
そして、その事実を知ったことで、何とも言えぬ空しさと恐怖に包まれてしまうことでしょう。
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