『約束のネバーランド』17巻のあらすじと感想|王都決戦とノーマンの選択

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こんにちは。怖いけどつい見たくなるホラー系漫画全集、運営者の翔太です。

今回は『約束のネバーランド』17巻のあらすじと感想をまとめていきます。

16巻では、エマが七つの壁であの方と再会し、新しい約束を結ぼうとしました。

一方で、ノーマンの鬼絶滅計画も着実に進んでいます。

17巻では、ついに王都での決戦が始まります。

ギーラン卿の復讐、女王レグラヴァリマの圧倒的な力、ラムダの仲間たちの参戦、そしてノーマンの決断。

それぞれの思いがぶつかり合い、物語は大きな山場を迎えます。

『約束のネバーランド』17巻の基本情報

巻数17巻
主な内容ムジカとソンジュの襲撃、エマの帰還、王都決戦、女王との戦い
注目キャラクターエマ、ノーマン、ムジカ、ソンジュ、ギーラン卿、ザジ、女王レグラヴァリマ
見どころ鬼の王都で始まる大規模決戦と、間に合わなかったエマの苦しさ

『約束のネバーランド』17巻のあらすじ

ムジカとソンジュを探していたドンとギルダたちは、ついに二人と再会します。

しかし、そこへノーマン側のジンやハヤトたちが動きます。

ノーマンは、ムジカを含めた鬼の絶滅を計画していました。

ムジカの血が鬼たちに広まれば、鬼は人間を食べなくても退化しなくなります。

それは、鬼を絶滅させようとするノーマンの計画にとって、大きな障害でした。

ソンジュはムジカを守ろうとする

ジンやハヤトたちは、ムジカとソンジュを襲おうとします。

しかし、ソンジュは圧倒的な迫力でムジカを守ろうとします。

ムジカに傷ひとつでもつければ、ただでは済まさない。

そう感じさせるソンジュの姿は、とても頼もしく見えます。

ソンジュとムジカの関係は、血のつながりだけでは説明できない深さがあります。

彼らがどのような過去を共有してきたのか、改めて気になる場面でした。

ラムダの発作により戦いは中断する

ムジカたちを襲おうとしたジンやハヤトですが、途中でラムダの発作が起きてしまいます。

そのため本格的な戦いにはならず、彼らはソンジュに捕らえられます。

ムジカたちは、自分たちを殺そうとした人間を傷つけませんでした。

この優しさが、ムジカたちらしいところです。

ギルダはノーマンの真意をムジカに話し、助けを求めます。

ノーマンの計画を止めるには、ムジカの存在がどうしても必要でした。

エマはノーマンを止めるため王都へ向かう

一方、七つの壁から戻ったエマは、アジトへ帰還します。

エマは新しい約束を結ぶことに成功したようですが、“ごほうび”の内容についてはまだ語りません。

その内容は後で話すと言うエマ。

ここがかなり不穏です。

エマが自分の命を差し出す程度であれば、あそこまで隠す必要はないようにも思えます。

あの方が求めたごほうびが何なのか、読者としては気になって仕方ありません。

王都の儀祭に間に合わない

エマは、ノーマンが王家や五摂家だけでなく、王都に住む鬼たちまで殺そうとしていることを知ります。

エマは急いでノーマンを止めようとします。

しかし、どれだけ急いでも儀祭には間に合いそうにありません。

ノーマンの計画は、すでに実行段階に入っていました。

このままでは、エマが望む「鬼を絶滅させない未来」は間に合わなくなってしまいます。

ゴールディ・ポンドの仲間たちが現れる

そんな中、エマたちの前に現れたのが、オリバーをはじめとするゴールディ・ポンドの仲間たちでした。

彼らは馬に乗り、エマたちを王都へ急がせます。

この場面は、かなり胸が熱くなります。

かつて共に戦った仲間たちが、ここぞというタイミングで再び力を貸してくれる。

『約束のネバーランド』は、逃げてきた子供たちが少しずつ仲間を増やしていく物語でもあります。

その積み重ねが、この王都へ向かう場面で強く感じられました。

王都での決戦が始まる

そして、ついに王都への攻撃が始まります。

ノーマンが利用したのは、元貴族のギーラン卿です。

ギーラン卿は、王家と五摂家への復讐を果たすため、長い年月をかけて準備をしていました。

その執念は凄まじく、五摂家の家族や側近の中に、自分たちの仲間を忍ばせていたのです。

ギーラン卿の復讐

儀祭の場で、ギーラン卿の作戦が動き出します。

五摂家の周囲に潜んでいた仲間たちが一斉に行動し、次々と鬼たちを殺していきます。

ギーラン卿にとって、これは700年越しの復讐です。

かつて王家と五摂家の策謀により地位を奪われ、まともに人肉を与えられない身分へ落とされたギーラン家。

それでも彼らは、知性と姿をギリギリ保ちながら、復讐の機会を待ち続けていました。

その長い恨みを思うと、ギーラン卿に同情したくなる部分もあります。

ただし、その復讐もまた多くの命を奪うものです。

このあたりの描き方が、『約束のネバーランド』らしい苦さだと思います。

女王レグラヴァリマの圧倒的な強さ

ギーラン卿たちは、王家と五摂家に対して復讐を仕掛けます。

しかし、女王レグラヴァリマの強さは別格でした。

ギーラン卿とその家臣たちは、女王によって次々と倒されていきます。

ここで改めて、鬼の王族の力がどれほど異常なのかがわかります。

ギーラン卿たちも決して弱いわけではありません。

それでも女王には届かない。

王都決戦の緊張感が一気に高まる場面です。

ラムダの仲間たちが女王を追い詰める

ギーラン卿との戦いで女王が消耗したところを見計らい、ザジたちラムダの仲間が現れます。

ここまでが、ノーマンの計画でした。

ギーラン卿をぶつけて女王を削り、その隙にラムダの戦力で仕留める。

ノーマンは、鬼同士の復讐心とラムダの力を利用して、女王を倒そうとしていたのです。

退化を促す毒が女王に効く

ザジたちの武器には、鬼を強制的に退化させる毒薬が塗り込まれていました。

その毒が、女王にも効果を示します。

これまで圧倒的な力を見せていた女王が、ついに追い詰められていきます。

そしてザジが痛恨の一撃を与えます。

ラムダ出身者たちは、鬼に苦しめられてきた子供たちです。

その彼らが鬼の頂点である女王へ牙をむく展開には、強いカタルシスがあります。

ただ同時に、彼らの戦い方には、復讐の色も濃くにじんでいます。

ノーマンが女王にとどめを刺す

最後に、ノーマンが女王の核を破壊します。

これによって女王レグラヴァリマは倒されます。

ノーマンの計画は、恐ろしいほど正確に進みました。

ギーラン卿を利用し、女王を消耗させ、ラムダの仲間たちで追い詰め、自らとどめを刺す。

まさにノーマンらしい、冷静で計算された作戦です。

しかし、それはエマが止めたかった未来でもありました。

エマは間に合わなかった

エマは、ノーマンのもとへ急ぎます。

もう戦わなくていい。

そう伝えるために、必死で王都へ向かいます。

しかし、エマが到着した時には、すでに遅すぎました。

そこには、女王やイヴェルクを含む鬼たちの死体が横たわっていました。

そして、その中にノーマンが立っています。

「間に合わなかったね」と微笑むノーマン

ノーマンは、エマに向かって悲しそうに微笑みます。

残念。間に合わなかったね、エマ。

この場面は、かなりつらいです。

ノーマンは勝ちました。

計画通りに女王を倒し、王家と五摂家を崩すことに成功しました。

けれども、その表情は勝利を喜んでいるようには見えません。

泣いているようにも、笑っているようにも見える複雑な顔です。

ノーマン自身も、本当はこの方法しかないと思い込んでいただけで、心の底から殺戮を望んでいたわけではないのでしょう。

だからこそ、エマが間に合わなかったことが、より苦しく感じられます。

『約束のネバーランド』17巻の感想

17巻は、王都決戦の迫力がすごい巻でした。

ギーラン卿の復讐、女王の圧倒的な強さ、ザジたちラムダ組の参戦。

それぞれの思惑が重なって、かなり大規模な戦いになっています。

特にギーラン卿の執念には驚かされました。

700年もの間、復讐のために生き延び、敵の内部にまで仲間を潜ませていた。

その準備の長さを考えると、ギーラン卿にも彼なりの正義や悲しみがあったのだと思います。

ただし、その復讐が新たな血を流すことにつながるのが、この作品らしい残酷さです。

ソンジュの格好よさとムジカの優しさ

序盤のムジカとソンジュの場面も印象的でした。

ソンジュはやはり強く、ムジカを守る姿がとても格好いいです。

ムジカもまた、自分たちを襲おうとした人間を傷つけません。

この二人を見ると、鬼だからといって一括りに悪と決めつけることはできないと感じます。

ノーマンの計画が進むほど、ムジカとソンジュの存在は大きな意味を持ってきます。

ノーマンの勝利が苦しい

ノーマンは、作戦としては完全に勝っています。

王家と五摂家を崩し、女王まで倒しました。

食用児の未来を守るための大きな一手として見れば、これ以上ない成果かもしれません。

しかし、その勝利はとても苦いものです。

エマが望んだ未来とは違う。

鬼を絶滅させずに救う道から、どんどん遠ざかってしまう。

そして何より、ノーマン自身が自分を追い詰めているように見えます。

「間に合わなかったね」と笑うノーマンの表情には、勝者の余裕よりも、もう戻れない場所まで来てしまった悲しさがありました。

17巻の見どころまとめ

  • ムジカとソンジュを巡り、ノーマン側の刺客が動き出す
  • ソンジュがムジカを守る姿が印象的
  • エマが七つの壁から戻るも、ごほうびの内容は明かされない
  • ゴールディ・ポンドの仲間たちが再登場し、王都へ急ぐ
  • ギーラン卿が700年越しの復讐を実行する
  • 女王レグラヴァリマの圧倒的な強さが描かれる
  • ザジたちラムダ組が女王を追い詰める
  • ノーマンが女王にとどめを刺す
  • エマはノーマンを止めることができず、間に合わない

『約束のネバーランド』17巻は王都決戦とすれ違いが描かれる重要巻

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『約束のネバーランド』17巻は、ノーマンの鬼絶滅計画が大きく進む重要な巻です。

王都での戦いは迫力があり、ギーラン卿、女王、ラムダの仲間たち、それぞれの思惑がぶつかり合います。

一方で、エマは新しい約束を結んで戻ってきたにもかかわらず、ノーマンを止めることができませんでした。

間に合わなかったエマ。

計画を進めてしまったノーマン。

そして、ムジカの血だけが鬼たちを救う可能性として残されます。

ここからエマとノーマンの関係はどうなるのか。

ムジカは本当に鬼の世界を変えられるのか。

勝利のはずなのに苦さが残る、重い一冊でした。

「続きはこちらからご覧下さい:『約束のネバーランド』18巻のあらすじと感想

本文中の画像は「約束のネバーランド」とは無関係です。

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