約束のネバーランド(10巻~11巻)エマの躍動で戦い終焉間近?

レウウィスへ電気を浴びせるエマ。

そこにオジサンとレイが参戦。

エマにとって心強い味方が加わったが、レウウィスは簡単には倒れない。

果たして猟場の戦いは決着へと向かうのか?

 

約束のネバーランド10巻のあらすじエマの奮闘

 

エマは、15年前にレウウィスがルーカスへ仕掛けた「最初の10分鬼は人間を攻撃しない」というゲームをレウウィスへ提案し、足止めに成功します。

 

一方、子供たちの首謀者を狙うバイヨン。

バイヨンは子供たちの本拠地を目指し地下壕に入りますが、これは予想通り。

 

待ち伏せたルーカス、オリバー、ナイジェルが迎え撃ちます。

見事バイヨンを撃退したルーカスたちでしたが、ルーカスをかばったオリバーが瀕死の重症を負ってしまいます。

 

そして次はノウスとノウマ。

ノウマを仕留めたかと思いきや、ノウマを食し吸収するノウス。

子供たちは次々に襲われ、残るはヴァイオレットのみ。

と、そこへ現れたのはレイとオジサン。

 

事態を把握したオジサンはすぐさまに一発の狙撃。見事ノウスの目を貫き、葬るのでした。

 

そして残るは最強の敵、レウウィス。

しかし予定の時間になっても、仲間はナイジェル一人しか集まりません。

 

最悪の状況の中、エマはレウウィスへ「戦わない道はないのかな」と話します。

しかしレウウィスの答えは「我々は争うしかないのだよ」というもの。

そしてついに最終決戦が始まります。

 

先制攻撃としてレウウィスへ電気を浴びせるエマ。

レウウィスは一瞬たじろぐものの、続く狙撃を手で防ぎます。

 

そしてエマに手が届くかと思われた次の瞬間、レウウィスの面を弾く弾丸。

「久しぶりだな、レウウィス」と、オジサンが戦いに間に合ったのでした。

 

約束のネバーランド10巻の感想

全編、ゴールディ・ポンドの子供たちと鬼との戦いで、非常に読み応えがありました。

まずはエマサイド。

対するはこの猟場で最強の鬼、レウウィスです。

 

エマの目的は、他の鬼たちを倒した仲間が集まるまで時間を稼ぐこと。

その目標は15分。エマはルーカスからの伝言を告げます。

 

「今一度ゲームをしよう。あの日のように」と。

 

15年前のゲームとは、狩りをフェアにするため、レウウィスがルーカスとオジサンに武器を与え、10分間手出しをしないから私を殺してみ給えというもの。

その理由は、互いに命を懸け合う狩りをして、血湧き肉踊りたいから。

 

レウウィスはずっと前から、一方的に狩ることに喜びを感じなくなり、自分の命も懸けた狩りを望んでいたのです。

貴族の楽しみとして自ら命を懸けたスリルを味わう。

 

この鬼、とても人間味にあふれており、どこか嫌いになれません。

もちろんレウウィスはこの提案を承諾します。

これまでにないスリルを味わえるので、当然でしょう。

 

一方、ルーカス、オリバーサイド。

対するはバイヨンです。

 

この猟場を作った張本人であるバイヨンは、“約束”以来、肉の味を感じなくなくなります。

そして遊びで始めた狩りにより生きがいを取り戻し、救われます。鬼側の視点に立てば、この猟場に救いを求める気持ちもわからなくはありません。

 

バイヨンは最期に「楽しいな。もっと楽しめばよかった。

ようやく狩りができたのに」と心に思い、死んでいきます。

そしてバイヨンの最期の抵抗によって、オリバーは瀕死の重症を負ってしまうのでした。

 

オリバーの戦線離脱・・これは予想外でした。

子供たちのリーダーなのに・・。恩人であるルーカスをかばうために、とっさに身体が動いたようです。

全員でエマの元へ行く作戦でしたが、かなりの人数が負傷してしまいました。

この戦いどうなってしまうのでしょうか。

 

そしてヴァイオレットサイド。

対するはノウマを吸収して強化されたノウス。

 

ここにレイとオジサンの登場です!

そしてルーカスの生存を知ったオジサンは一発でノウスを仕留めます。

 

オジサン強すぎる・・。

そして再びエマサイド。

 

レウウィスとの最終決戦になります。

水道管を破裂させた後にレウウィスへ電気を浴びせるエマ。

 

さらに「久しぶりだな、レウウィス」とオジサンが面を撃ち抜きます。

しかしこれくらいで倒れるレウウィスではありません。

 

オジサンとレイが間に合ったとはいえ、戦力としてはまだレウウィスに分があるでしょう。

レウウィスを倒すことはできるのか・・?猟場の戦いは終幕へ向かいます!

 

約束のネバーランド11巻のあらすじエマの奮闘

レウウィスの面を破壊するオジサン。

続いてエマは強烈な閃光で動きを封じます。

 

視覚を奪われながらも反撃に転じるレウウィス。

しかし全員で生きて帰ることを諦めないエマは、レウウィスの再生限界に気づきます。

 

さらに加勢に現れる怪力のアダム。

レウウィスへの攻撃の手を緩めません。

重傷を負いながらも再び閃光弾を放つエマ。

 

これにはレウウィスも防ぐことができません。

そして最後にオジサンの銃弾をくらい「やはり人間は良い・・」とつぶやき、倒れるレウウィスでした。

 

猟場を終わらせた子供たちでしたが、重傷者が多く全員で逃げるのは困難な状況。

「置いて行ってルーカス」とオリバー。

エマ以外の重傷者7名を置いていけというオリバーに対し、レイは「誰も置いて行かない。全員で帰る」と譲りません。

 

そして緊急破壊装置を作動させ、ゴールディ・ポンドから全員で無事脱出するのでした。

そしてようやく「ユウゴ」というオジサンの名前を教えてもらうこともできました。

 

エマの望む未来、それは全食用児の解放。

 

そのために“支援者”と連絡をとり、“七つの壁”を探し出し、鬼の最上位者である***(鬼文字)と新たな“約束”を結ぶことを目指すエマ。

子供たちの新たな旅が始まります!

 

約束のネバーランド11巻の感想

ついにゴールディ・ポンド、猟場での戦いが幕を閉じました。

レウウィスは敵ながらなんとも魅力的で、退場してしまうのが惜しいキャラクターでした。

 

まず強烈な閃光でレウウィスの動きを封じるエマ。

この多機能銃、致命傷を負わせることはできませんが、かなり使えます。

 

しかし視覚を奪われても、音を頼りに反撃に転じるレウウィス。

 

そして「ワァッハッハ!ドキドキしたぞ!何百年ぶりだ!」とめちゃくちゃ興奮しています。

生を実感しています。

 

しかし絶対に諦めないエマ。

「勝ってこの密猟場を出よう、全員で!今度こそ!」とオジサンに強く訴えます。

それに対しオジサンは「わかったよエマ、お前に従おう」と初めて名前を呼びます。

そして照れるオジサン、かわいいです。

 

そしてレウウィスの再生限界に気づくエマ。

できるだけ多くの傷を負わせるために、みんなで撃ちまくります。

さらにアダムが加勢に現れます。

 

そしてこのアダムが強い!レウウィスを殴り飛ばしたり、壊れた家を投げたり、かなりの怪力です。

これもラムダ計画によるドーピングのようなものなのでしょうか。

 

そんな中、レウウィスの爪が腹を貫通し倒れるエマ。

しかし死の淵で仲間たちやシスター、ノーマン、ママから声を掛けられます。

ママからは「エマ、諦めてはダメ」と。

 

そして息を吹き返し再び閃光弾を食らわせるエマ。

レウウィスは最後にオジサンに撃ち抜かれ「やはり人間は良い」と遺して倒れます。

 

表情はよくわかりませんが、どこか満足した様子です。

幸せな最期だったのでしょう。

 

無事レウウィスを倒したものの、子供たちの重傷者が多く、シェルターまで連れて帰るのはかなり困難です。

そこでオリバーは「自分たちを置いて行ってくれ、覚悟はとうにできている」と話します。

 

オリバーにとってルーカスは恩人で、師匠で、兄で父親だったと・・。しかし「誰も置いて行かねぇ」と返したのはレイ。

エマに意識があれば必ず言っていた台詞を、レイが言いました。

レイも変わったなあ・・と感慨深いものがあります。

 

そして緊急破壊装置でゴールディ・ポンドを崩壊させ、無事全員でシェルターに戻ることができました。

そして初めて明らかになるオジサンの名前、ユウゴ。

意外とかっこいいですが、オジサンの方がしっくりきます。

 

そしてエマから告げられる新たな計画。

それは全食用児の解放のために“支援者”と連絡をとり、“七つの壁”を探し出し、鬼の最上位者である***(鬼文字)と新たな“約束”を結ぶこと。

 

壮大な計画ですが、エマやレイにオジサンやゴールディ・ポンドの仲間も加わった今、きっと成し遂げることでしょう。

しかしそこにはピーター・ラートリーの手が迫るのでした・・。

 

*本文中の画像は「約束のネバーランド」とは無関係です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です