『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(7巻)』のあらすじと感想 「悠介と夫妻の死の関係は・・?」

悠介の過去をネタに、蒼志に10万円を要求する義父。

 

義父から指定された場所に向かいますが、そこに待っていたのは義父の死体だったのです・・。

 

義父は何故死んだのか?誰の手によるものなのか?

 

『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(7巻)』<あらすじ>

 

これまで一人で必死に一家を支えてきた蒼志でしたが、悠介が現れてから自分の居場所がなくなったように感じ、酒に走り、さらに妹の茜に手を上げてしまいます。

それを知った悠介は「俺はただ生きてるだけだ!

 

なのに何でいつもこうなる!?俺のせいだ・・。」と荒れ、落ち込みます。

しかしこれまで信頼関係を築いてきた三人は悠介を見放すことはありませんでした。

 

一方、豊田夫妻の殺人事件を調査する刑事達。

 

妻がつけていた日記によると、夫妻が我が子のように可愛がっていた犬がある日忽然といなくなり、それと入れ替わるかのように悠介と一緒に暮らすようになります。

その犬は町の不良たちに殺され、それを止めようとしたのが悠介だったようです。

 

しかし刑事達は、夫婦に取り入るため、すべてが悠介の企てたものではないかと疑うのでした。

 

そんな中、恩田夏樹というジャーナリストが悠介達の前に現れます。

悠介の過去をすべて知る恩田は、蒼志の義父と手を組み、家族から悠介を引き離そうとします。

 

さらに悠介の過去をネタに、蒼志に10万円を要求する義父。

蒼志は悠介を守るための10万円と、身を守るためのナイフを持ち、義父から指定された場所に向かいます。

しかしそこに待っていたのは義父の死体だったのです・・。

 

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『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(7巻)』<感想>

 

悠介が現れてから蒼志が荒れた訳とは?

 

豊田夫妻の殺人事件を調査する刑事、米村と柴崎。

そして義父から守ってもらい、それ以来悠介と同居することになった藤森家の三人。

この二つを軸に物語は進みます。

 

まず豊田夫妻の殺人事件は、妻の残した愛犬の飼育日記が見つかることにより進展します。

 

その日記には、犬がある日いなくなったこと、そしてそれと入れ替わるように悠介と同居するようになったことが記されています。

 

そして犬がいなくなった理由とは、町の不良におもちゃのように殺されてしまったからで、悠介はそれを止めようとしたようです。

この件といい、藤森家に同居するようになった経緯といい、あまりに悠介にとって都合が良すぎます。

 

そして刑事達もそれを疑っている様子です。

 

それにしても豊田夫妻にしても藤森家にしても、理由があれどもそう簡単にホームレスと同居するようになるのでしょうか?

 

それも人に取り入る悠介の才能なのでしょうか?

 

一方、藤森家では、末っ子の緑は悠介になつき、茜は惚れています。

これまで一人で必死に一家を支えてきた蒼志でしたが、悠介が現れてから自分の居場所がなくなったように感じ、酒に走り、さらに妹の茜に手を上げてしまいます。

 

それを聞いた悠介は「俺はただ生きてるだけだ!

なのに何でいつもこうなる!?みんないい人だったのに!俺のせいだ・・。」と荒れます。

 

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悠介と蒼志の友情そして殺人事件

 

この時の悠介の顔がなんとも言えません。

 

これまでに幾度となく出てきましたが、笑っているかのような、悲しんでいるかのような表情。

 

ミスリードかもしれませんが、やはり悪魔の頃の悠介に見えてしまいます。

そして悠介は蒼志に向かって、「居場所を盗られた気分はどうだ?蒼志お兄ちゃん。惨めだねぇ」と言い放ちます。

 

やはり悠介は悪魔・・と思いましたが、蒼志はそうではありません。

 

家から出ていけと蒼志に言わせるように、悠介が演技をしていたことを見抜きます。

 

蒼志・・すごい。二人の絆はここまで深いものになっていたんですね。

 

そして一ヶ月が過ぎた頃、蒼志は藤森家との同居は解消したものの、アパートの隣に住み、以前のように仲良く過ごしていました。

そんな中、恩田夏樹というジャーナリストが悠介達の前に現れます。

 

悠介の過去をすべて知る恩田は、蒼志の義父と手を組み、家族から悠介を引き離そうとします。

 

そしてこの義父の草下部という男、相変わらずのゲス野郎です。

 

悠介と蒼志達の関係を知ると、悠介の過去を警察に売られたくなければと、10万円を要求します。

 

蒼志は悠介を守るための10万円と身を守るためのナイフを持ち、義父から指定された場所に向かいます。

 

しかしそこに待っていたのは義父の死体だったのです・・。

明らかにハメられた蒼志。

 

しかし誰がそんなことを・・?悠介?恩田?それとも・・。

 

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*本文中の画像は『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』とは無関係です。

 

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