死を選んだ悠介。
ただ、自分の意志とは裏腹な結末が待っています。
過去を引きずりながら生きていくのも辛いものです。
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『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(5巻)』の<あらすじ>
一ノ瀬と再会を果たした悠介。
そして会いに来た理由を「お前が好きだからだ。一ノ瀬」と抱きしめます。
そして一ノ瀬も「私もあなたが好き。そして同時に殺したいくらい憎んでいる」と話します。
一ノ瀬に別れを告げる悠介でしたが、「死ぬなら一緒よ。悠介」と一ノ瀬。
一ノ瀬はもうずっと生きているのが苦痛で仕方なく、悠介と再会したら一緒に死のうと考えていたようです。
そして二人はビルの屋上へ。
しかしそこへ現れたのは環。
自分の罪から逃げるなと悠介に語りかけます。
そして環が会澤に頼んで悠介に会わせたのは三田村兄妹。
土下座をして謝る悠介でしたが、反対に三田村兄妹がもう関わらないでくれと加害者である悠介に許しを請います。
それを見た悠介は三田村が持ってきたハンマーで自分の左手の指を潰すのでした。
さらにシュウが屋上に現れ、「生き続けるべきだ。それが一番の罰だから」と悠介に語りかけます。
しかし二人の気持ちは変えられません。
その時、一ノ瀬の胸に飛び込んできたのは黒猫のユースケでした。
一ノ瀬は独りではなかったのです。
そして一年後、一ノ瀬は黒猫のユースケと平穏に暮らしています。
しかし悠介は誰も知らない場所へいなくなってしまったのでした・・。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(5巻)』の感想
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(5巻)』自ら死を選んだ悠介でしたが….
すべての記憶を取り戻した悠介は、自ら命を絶つ決断をします。
罪を償うとか、そういう話のレベルではない、俺ごとこの世から消えるしかない、と。
よく何かの責任を取るために自殺をする人に、それは逃げだという人がいますが、自分の命を以って償うしかないと思う気持ちも、きっと本心なのでしょう。
そして悠介は死ぬ前にもう一度、好きな人に会いたかったと一ノ瀬と再会を果たします。
そんな悠介に対し、一ノ瀬は「私を差し置いて一人で勝手に死ぬのは許さない」と語るのでした。
そして「私あなたが好きなの。そして同時に殺したいくらい憎んでいるわ。しょうがないのよ。だって狂ってるから、私達」と。
確かに狂っています。
しかし理解できる部分もあります。
一ノ瀬に別れを告げる悠介でしたが、「死ぬなら一緒よ。悠介」と一ノ瀬。
一ノ瀬はもうずっと生きているのが苦痛で仕方なく、悠介と再会したら一緒に死のうと考えていたようです。
そして二人はビルの屋上へ。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(5巻)』自殺を思いとどまった悠介の生きる道とは?
悠介は罪の意識を感じ、背負いながら生きている
しかしそこへ現れ、二人の自殺を止めようとする環。
環は悠介と被害者を向き合わせるために、三田村兄妹をビルの屋上に呼び出します。
悠介の為とはいえ、なかなか酷なことをします。
土下座をして謝る悠介でしたが、反対に三田村兄妹がもう関わらないでくれと加害者である悠介に許しを請います。
許しを得られない、罪を償えないことに絶望し、三田村が持ってきたハンマーで自分の左手の指を潰す悠介。
救いがありません。
そして次に現れたのはシュウ。
シュウは「生き続けるべきだ。それが一番の罰だから」と悠介に語りかけます。
それでも悠介と一緒に死ぬことを望む一ノ瀬。
「もう二度と私を一人ぼっちにしないで、悠介・・」と手を差し出す一ノ瀬でしたが、そこへ飛び込んできたのは黒猫のユースケ。
一ノ瀬は独りではなかったのです。
こうして自殺を思いとどまった一ノ瀬と悠介。
実際、本当に自殺をするか思いとどまるかの境も、案外こんなものなのかもしれません。
そばに誰か寄り添ってくれる人がいるかどうか、例えばそれが動物であっても。
そして一年後の夏。
いつの間にか仲良くなっている一ノ瀬と環。
黒猫のユースケには子どもが生まれたようです。
そして悠介は自殺を思いとどまったあの日以降、姿を消したのでした。
悠介の少年時代編が終了し、次巻からは彼らの10年後が描かれます。
悠介は罪の意識を感じ、背負いながら生きているのでしょうか?それとも昔の悪魔が再び姿を現しているのでしょうか・・?
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*本文中の画像は『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』とは無関係です。
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