10年という歳月は悠介を変えたのだろうか?
生き生きと心豊かに暮らせていれば何も言うことはありません。
ただ、心の闇は消し去ることはできないと思うのです。
Contents
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(6巻)』のあらすじ
あれから10年・・。廃校舎の死体が発見されたとのニュース。

「・・やっと見つかったか・・」とどこか他人事のような様子の、髭をぼさぼさにはやした悠介。
320円のラーメンのお代が足りずに、店員さんがまけてくれています。
二人の妹、茜と緑を養うために必死に働く蒼志、二十歳。
しかし家に帰ると義理の父に犯されそうになっている茜。
さらに蒼志は男から金を奪われた上に、ナイフで目をえぐられそうになります。
そこに現れたのは悠介。
末っ子の緑が助けを求めたところにたまたま居合わせた悠介は、男を追い返します。
そして悠介は緑になつかれたこともあり、用心棒として3人と一緒に暮らすことになります。
一ヶ月後のある日、悠介の携帯へ「助けて」と茜からの着信。
悠介と蒼志が駆けつけ、なんとか茜を救うことができましたが、茜を襲おうとした男達は逃げてしまいます。
その後、蒼志は悠介がある男に一万円を渡している場面を目にします。
蒼志はすべて悠介が仕組んだことではないかと疑います。
それを聞いた悠介は「お前たちを裏切る真似だけは決してしない・・それだけは信じてくれ」と蒼志に懇願するのでした。
一方、警察が豊田大、千恵夫妻の殺人事件について調査していると、その容疑者としてこの夫婦が家に住まわせたホームレス、斎藤悠介の姿が浮かび上がってくるのでした。
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(6巻)』<感想>
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(6巻)』悠介を取り巻く新たな物語
新たな物語が始まりました。
第二章、青年編といったところでしょうか。

場面は10年後で、悠介は髭を生やしっぱなしのようで、ラーメン代も足りていない様子。
テレビのニュースで廃校舎の死体が発見されたと報道されてもあまり関心がなさそうです。
この10年間、どのように暮らしてきたのでしょうか?少なくともあまり幸せそうには見えません。
この物語のもう一人の主人公である藤森蒼志は、二人の妹、茜と緑を養うために毎日必死に働いています。
この蒼志の義理の父親がまた、クズです。
女子高生の茜を犯そうとし、蒼志に金をせびります。
この漫画、何かと犯そうとするシーンが多く、やや食傷気味です・・。
ナイフで目玉をえぐられそうになっているところを助けに現れたのは悠介でした。
蒼志は義父から守ってもらうためにも、しばらく一緒に暮らしてくれないかと悠介に頼みます。

末っ子の緑が悠介を連れてきたことから、「あなたを信じるにはそれで十分なんだ」と。
そして悠介は用心棒として三人家族と一緒に暮らすことになります。
小さい子どもから懐かれる悠介は、あの日を境に改心していい人間に生まれ変わったのでしょうか?
『君が僕らを悪魔と呼んだ頃(6巻)』事件に関与?悠介への疑惑
悠介が三人と同居し始めて一ヶ月が過ぎようとしている頃、悠介の携帯へ「助けて。あの悪魔の仲間に追われている」と茜からの着信があります。
悠介と蒼志が急いで駆けつけ、なんとか茜を救うことができましたが、茜を襲おうとした男達を取り逃がしてしまいました。
その後蒼志は、悠介が心配で探していると、悠介が誰か男に一万円札を渡している場面を目にします。
そしてあの悪魔のような笑みも。
やはり悠介は再び悪魔に戻ってしまったのでしょうか?
蒼志はすべて悠介が仕組んだことではないかと疑い、葛藤を抱えたまま日々を過ごします。
そして直接悠介に問いただした所、「本当のことはまだ・・言えない。けど、信じてくれ。」
お前たちを裏切る真似だけは決してしない・・それだけは信じてくれ」と蒼志の足にすがりつきながら懇願するのでした。
これはどういうことなのか・・。信頼した人から見放されることを恐れているだけなのか、それともすべてが演技なのか。
悠介の過去を知る者としては、どうも演技に見えてしまいます。
そんな中、警察が豊田大、千恵夫妻の殺人事件について調査していると、その容疑者としてこの夫婦が家に住まわせたホームレス、斎藤悠介の姿が浮かび上がってくるのでした。
偶然知り合った夫婦に取り入り、徐々にその家庭が崩壊し、死体で発見される。

近所の人達は悪魔があの家に取り憑いたんだと噂をしていたとのこと。
藤森家に住み着いたのと過程が似ています・・。
夫婦の殺人事件も悠介によるものなのでしょうか・・?それとも別の何かによるものなのか・・?
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*本文中の画像は『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』とは無関係です。
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