アリスの大活躍で、ビーチでのげぇむをクリア。
でもこれからどんなげぇむが待っているのか?
どれだけクリアすればいいのでしょうか?
先の見えない戦いが続きそうです。
Contents
『今際の国のアリス(7巻)』あらすじ
アグニがボーシヤを殺したこと、そしてアグニとボーシヤが親友であったことを言い当てるアリス。
アグニの自己嫌悪、自暴自棄、やり場のない怒りに満ちた眼からそれを感じとったのでした。
事実、アグリとボーシヤは親友で、今際の国に連れてこられた人達の心を救うためにビーチを作り、そして全てのトランプを集めれば脱出できるという嘘をついたのです。
そして二人はビーチの秩序を守るために、あえて敵対した構造をつくっていたのでした。
しかし徐々にビーチという名の虚構に飲み込まれていくボーシヤ。
二人は銃の打ち合いになり、結果、アグリがボーシヤを撃ち殺したのです。
そして自暴自棄になったアグリの目的はビーチと心中すること。
しかしアリスは「生きてる人間をなめんな・・!」と言い放ちます。
そんな中、最初の犠牲者、モモカの友人であるアサヒがアリスに何か言おうとした瞬間、レーザーで頭を打ちぬかれます。
このアサヒはげぇむを仕掛ける側の人間「でぃいらぁ」だったのです。
これによりまじょの正体を確信したアリス。
まじょの正体とは、最初の犠牲者であるモモカだったのです。
アンの調べた指紋も一致し、モモカの遺体を篝火にくべることで、げぇむクリアとなったのでした。
そしてニラギの手によってビーチ全体に炎は広がり、げぇむの終了とともにビーチは焼け落ちるのでした。
『今際の国のアリス(7巻)』の感想
『今際の国のアリス(7巻)』まじょの正体判明
またしてもアリスの大活躍で、ビーチでのげぇむをクリアしました。
しかし、あれだけでの情報で、アグニがボーシヤを殺したことと二人が親友だったことを突き止めるのはさすがとしか言えません。
アグニがボーシヤを殺してしまった理由というものも、ボーシヤが自分たちの作ったビーチという虚構に飲み込まれて我を失ってしまったから。
そして撃ち合いになったと思われていましたが、実はボーシヤの銃に弾は込められていませんでした。
ボーシヤは絶望、恐怖、孤独をアグニに止めて欲しかったのでした。
ただ傍若無人に振る舞っているだけに見えたアグニも、唯一の親友を自分の手で殺めてしまい、もう止まることができなくなってしまっていたのでした。
そして「まじょ」の正体は最初の犠牲者であるモモカでした。
この結末は予想がついた方も多かったのではないでしょうか?
心理型のげぇむらしく、最初の犠牲者を篝火にくべていれば、無意味な殺し合いをしなくても済んだのです。
群集心理を利用した「ハートの10」にふさわしいげぇむだったと思います。
『今際の国のアリス(7巻)』新たな事実は「でぃいらぁ」の存在
そして今回、新たな事実が発覚しました。
それは、げぇむを仕掛ける側の運営者も現実世界から今際の国に連れてこられており、「でぃいらぁ」と呼ばれていること。
そしてこのでぃいらぁはげぇむで殺した「ぷれいやぁ」の人数に応じた日数のびざが手に入ること。
しかしげぇむをクリアされれば、その時点ででぃいらぁは死亡。
ぷれいやぁとでぃいらぁ、どちらの立場でも等しく死が待っている、さすが今際の国です。
そして、この「まじょがり」は、でぃいらぁのアサヒとモモカがまじょを志願して始まったのでした。
そしてげぇむの終盤、アリスの言動に心を打たれたモモカが「私はでぃいら・・」と言いかけたところでレーザーに撃たれて殺されてしまいした。
一体誰が何のためにこの今際の国をつくり、すべてを支配しているのでしょうか?
ウサギは「文明の進歩を優先させて、いつしか自然への感謝を忘れた人類への神様からの警鐘なのでは・・」と考えますが、どうなのでしょう?謎は深まるばかりです。
そして残るげぇむは絵札のトランプ12種のみとなりますが、日没になってもげぇむが始まりません。
そしてモニターには「いんたぁばる」と表示されています。
今際の国でのげぇむも、次のステージに進んだようです。
これまでよりも確実に難易度は上がると予想されるげぇむ。
果たしてアリスやウサギ、仲間たちは生きて元の世界に戻ることができるのでしょうか・・!?
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*本文中の画像は『今際の国のアリス』とは無関係です。
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